弊社の「ミニ博物館オープン」が朝日新聞に紹介されました

地球儀や天球儀・隕石 -草加のメーカー ミニ博物館オープン-

朝日新聞 12月11日付

 様々な地球儀や国内外の岩石などを展示したミニ博物館「地球&宇宙」が10日、草加市松江6丁目の地球儀メーカー渡辺教具製作所(渡辺美和子社長)3階にオープンした。300年前のオランダ製の地球儀や天球儀のレプリカなど、歴史を感じさせる品々が並んでいる。

 草加市は、せんべい製造や皮革加工など、工場と住宅が混在している地域が多く、事業所を開放することで地元の「ものづくり」の技術を地域の人に知ってもらおうと、4年前から市と商工会議所が協力し「うるおい工房」事業を続けている。ミニ博物館もその一環。
 同社は4年前に一度この事業の指定を受け、3階の倉庫を改造しミニプラネタリウム室を設け、年2、3回の投影会を開くなどの活動を続けてきた。今回は3階を約100平方メートルの展示室に改修しミニ博物館にした。
 旧平戸藩が所蔵していたオランダ製(ファルク作)の地球儀や天球儀をもとに作ったレプリカのほか、同社の創始者渡辺雲晴さんが1951年につくった天球儀、世界の鉄道網や航路が細かく書かれた61年製の地球儀など珍しい品々を展示している。また、稲森潤・元東京学芸大教授から寄贈された国内外の様々な岩石や化石、隕石など千点以上もある。
 渡辺社長は「産学官の協力で出来た博物館。ほかの博物館とネットワークをつくりながら、子供や地域の人たちに興味を持ってもらえる活動を続けていきたい」と話す。
 開館は月〜金曜日の午前10時〜午後5時。火曜日以外は要予約。入館料は1人100円。問い合わせは同社(TEL048-936-0339)